2028オリンピックのロゴから見えるロサンゼルスの「多様性」

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カルチャー

Hello みなさん!レイです。ロサンゼルスオリンピック・パラリンピックの公式エンブレムがお披露目されましたね。ひとつじゃないですよ?その数26個!ビリー・アイリッシュさんもデザインに参加されています。

LA28→特設サイト

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エンブレムに込められた思い

エンブレムをみると、「L」と「28」は黒で統一され、「A」の文字がそれぞれオリジナリティ溢れるデザインになっていますよね。26個のデザインは、ロサンゼルスを拠点とする有名アーティストやアスリートによって考案されました。
歌手のビリー・アイリッシュ、アメリカ女子サッカー選手のアレックス・モーガン、ジャスティン・ビーバーなど数々の有名セレブ御用達のタトゥーアーティスト、ドクター・ウーも参加しています。


日系人バスケットボール選手のエイダン・コサカさんのデザインには平仮名の「あ」を発見!日本人なのでなんだか嬉しい気持ちになりますね(*^^*)
こうやって多くのデザインを採用することで、多様性創造性を表現しているそうです。まさに、多種多様な人が集まるロサンゼルスそのものを表しているように感じます。

多様性あふれる街、ロサンゼルス

みなさんは「Diversity(ダイバーシティ)=多様性」という言葉を、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。ロサンゼルスは世界一、この”多様性”を象徴している街と言えるでしょう。

ロサンゼルスに来てからとにかく驚いたのは、
「え、日本の食べ物や生活用品、全て買えるやん?」てことです。
リトル東京や、日本人が多く暮らすトーランスというエリアは、英語が話せなくても生活できますし、日系スーパー、ダイソー、紀伊國屋、日本と変わらないクオリティで焼き鳥が食べられる居酒屋などが存在し、日本で生活するのとほぼ変わりません!

日本人エリアがあるということは、他の国の人たちが集まるリトル◯◯、まるで小さな国が各エリアにそれぞれあるんです。チャイナタウン、コリアタウンはもちろん、リトルロシア、リトルインディア、タイタウンなど、もう書ききれない(笑) ちなみにメキシコ国境に近いことから、ラテン系の人たちはエリア関係なくダントツで多いです。

ダイバーシティが意味するのは、国や人種の違いだけではありません。ロサンゼルスはLGBTQ(セクシャルマイノリティ)への理解が進んでいる街でもあります。ウェストハリウッドへ行くと、LGBTQを象徴するレインボーカラーが町中に掲げられています。
もっと言うと、あなたのそのオシャレなタトゥーやメイク、ファッション、ライフスタイル、そしてディスアビリティー(障害)も、その人の”個性”全てが多様性を表しています。

もちろん、閉鎖的に自分が居心地の良いエリアに居続ける人もいれば、差別的な感情が全く無い人なんていないかもしれません。ただ、ロサンゼルスが多様性の街であり続けられるのは、互いの違い(個性)を受け入れ尊重する、「Inclusion(インクルージョン)=全てを受け入れること」が他よりも実現しているからなのかもしれません。

「Diversity」から「Inclusion」へ

「ダイバーシティ」という言葉は日本のビジネス社会でもよく耳にすると思いますが、近年では、「インクルージョン」が注目されるようになりました。

「ダイバーシティ」は、多様性、いろんな人が共存している状態を表しますが、「インクルージョン」は、その多様性(違い)を認め、受け入れあうことを意味します。

日本の会社で、片言の日本語しか喋れないパキスタン人女性の社員がサリーをつけて勤務していたら、その人は周りからどう見られるでしょうか?その姿は自然と目立ってしまうかもしれませんね。しかし、ロサンゼルスでは、会社内で多言語が飛び交っていて、服装も比較的自由、自分がゲイだということ同僚に隠さずオープンにしていて、自分が休憩したい時に休憩する、そんな環境が普通なんです。多様性あふれる環境が、自然と「インクルージョン」を実現させているような気もします。

渡米して6年立ちますが、このロサンゼルスという街は未だに毎日が刺激的で、新しい発見で溢れています。まるで世界中を旅しているかのように、いろんな国の本格的な料理がいつでも楽しめますし、それぞれの国のカルチャーに触れることのできるイベントやパレードも頻繁に開催されます。自分がゲイじゃなくても、ウェストハリウッドのゲイバーに友達と行って飲んだくれたり、最近では、メキシカン料理やタイ料理が好きすぎて、自宅で料理するまでになりました。他の国の文化に触れられること、学べることが楽しくてたまらないんです!

コロナが落ち着いて、もしロサンゼルスに旅行に来る機会があれば、ビーチやディズニーランドもいいですが、いろんな場所でいろんな国の食べ物やカルチャーに触れることができるので、そんなロサンゼルスの一面も楽しんでみてはいかがですか?
私が8年後のLAオリンピックの時に、まだアメリカにいるかわからないけど、今後、オリンピックに向けて盛り上がる街の様子や変化もお伝えしていきますね!

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Ray

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